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ESSAY & DICTIONARY

GOLF WORDS 今さら聞けないゴルフ用語 普段使っているけど、本当の意味は聞いたことがない。今となっては聞くのも恥ずかしい、そんなゴルフ用語を解説します。

アウト、インって、何のこと?

日本の18ホールのゴルフ場では普通、1〜9番をアウト、10〜18番をインと呼んでいます。中には名前(地名とか)をつけてるところも稀にはあるけれど、これは例外。まあ大体が、アウト、インになっている。でも、TVで米国ツアーの中継を見てると、フロント9(ナイン)とかバック9って言ってるし、日本のTV中継でも気取った(?)解説者なんかもそう言ってる。これって、何なんだ?

そもそもゴルフ場の発祥をたどると、ゴルフ場は18ホールと決まってたわけじゃない。ゲームとして徐々に整備されるにつれて18ホールが定着したんだけど、それはまた別の話。で、その定着した18ホールのレイアウトはというと、英国のセントアンドリュースに代表されるように、1番をスタートすると、9番でクラブハウス近くに戻ってくることなく、そのまま18番まで一気にひと回りして(だから、18ホールを回ることをラウンドというんですね)ハウスに戻ってくる設計になっているコースがほとんどだ。1ラウンドを往って返ってと考えれば、9番までが往き、10番からが返りになる。これを称して、1〜9番がゴーイング・アウト、10〜18番をカミング・インと言ったわけ。長い間にこれが短縮されて、単に「アウト」「イン」と呼ばれるようになったんです。
じゃ、アメリカでのフロント9、バック9はなんで?

最近のコースは1番から出て9番でいったんハウスに戻り、さらに10番から18番を回るのが普通になってる。これじゃ、(ゴーイング)アウト、(カミング)インじゃなく、フロント9(前半)とバック9(後半)という言い方のほうが適切、というのがアメリカの《言い分》なんでしょうね。
ゴルフ用語集
アベレージ〔average〕
ごくごく平均的なスコアでまわるゴルファーを〔アベレージゴルファー〕といいます。
アベレージプレーヤーなんて言ったりもしますが、では“ごくごく平均的なスコア”とはいくつくらいなのでしょう。30年ほど前(還暦までもう少しの筆者の記憶では)までは、アベレージといえばほとんどボギープレーヤーのことで、ですから1Rなら平均して90前後で回ってくる人のことを指していたと思います。ハンディなら18〜20くらいでしょうか。
ところが。
言葉は生き物といいますか、人間は見栄っ張りといいますか、いつの間にか意味する数がジリジリと成長し、今では100くらい平気で打つ人が自分で「いやー、普通のアベレージですよ」なんて……。どこかの国の“1億総中流”みたいなものでしょうか、やはり。
ワッグル〔waggle〕
アドレスの時に、クラブを小刻みに縦や横に振ったりすることを〔ワッグル〕といいます。
ワッグルしている時になにかの拍子にボールに当たって、動かしたりしてしまうことがあります。これが、ティグラウンドで第1打を打つ前ならインプレー前ですから、罰なしで再ティアップできます。でも、例えばフェアウェイでインプレーのボールを動かしてしまうと、1打を付加して元の位置に戻さなくてはなりません。
ちなみに、ワッグルにはふたつの方向があって、スイング軌道の方向に左右に小さく動かす人はスライス系、ボール近くでクラブヘッドを上下に動かす人はチーピン(いずれ取り上げるつもり)打ち、なんて説がありましたが、真偽のほどは……保留しておきましょう。
リプレース〔replace〕
インプレーのボールを拾い上げたり動かしたりのあとで、そのボールを元の位置に戻すことを〔リプレース〕といいます。
一番分かりやすい例はグリーン上です。グリーンにオンしたボールは位置をマークした上で、拾い上げて拭くことができます。このボールをマークした元の位置におくことをリプレースといいます。これに対して、位置が変わったり、ボールを取り替えたりした場合は「プレース」といいます。
日本では特に冬期に芝保護と称して、フェアウェイでは15cm(6インチ)の範囲でボールを動かしていい、などというあまり奨められないローカルルールをよく見かけます。これを「6インチリプレース」と言う人が少なくありませんが、大間違い。元の位置に戻すのではありませんから、それは「6インチプレース」なのです。
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