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ESSAY & DICTIONARY

GOLF WORDS 今さら聞けないゴルフ用語 普段使っているけど、本当の意味は聞いたことがない。今となっては聞くのも恥ずかしい、そんなゴルフ用語を解説します。

史上最初のキャディはフランス人!?

バブル経済崩壊以来、日本のゴルフ事情は急激に様変わりして、今や乗用カートを使用してのセルフプレーが主流となっているように見える。でも、ひと昔、 10年くらい前のキャディ付きプレーが懐かしいという人も決して少なくないでしょう。いいキャディがつくのは稀なことで、“使えない”オバさんキャディに当たってがっかりさせられたことのほうが多かったはずなのに……。ま、これもセルフプレーの普及が早められた一因と言えなくもないけれど。
さて、その「キャディ」だが、スコットランド発祥のゴルフなのに、この語は実はフランス語を起源としていることをご存知か?

時は16世紀中葉、スコットランド王ジェームズ5世の時代。この王とフランス貴族の娘であった王妃との間に誕生したのが、キャディ発生の因となる、王女メアリーである。紙数がないので詳細は記さないが、この王女けっこう波乱の生涯を送った人で、幼くして父王を亡くし、そして早くも10代のうちにフランス王である夫君をも亡くしている。

こう書くとまるで悲劇の王女だが、幼い時からフランス王室で育まれた彼女は、居城のあった南フランスのプロバンスではゴルフも大いに楽しんでいる。こんな時に彼女の護衛ついでに道具をもってお供したのが、仕官候補生caddetなんだとか。メアリー妃は夫の死後、女王としてスコットランドに帰国するのだが、その時にcaddetも連れ帰ったという。帰国後は、ことあるごとにcaddetをともなって頻繁にゴルフを楽しんだのであろう。かくして彼女の連れていたcaddetが、後にキャディcaddieに転訛して一般にも普及することになったのである。そして時代が下り、遥か極東の国に渡ってからは、若い男性のはずの仕官候補生caddetは、妙(!?)齢の女性caddieに転化したのであった……。
ゴルフ用語集
パー〔par〕
各ホールの基準打数を〔パー〕といいます。ティからグリーンまでのショット数とグリーン上の2打をプラスした数になります。
つまり、パー3ホールは1オン、パー4は2オン、パー5は3オンさせ、それぞれグリーン上では2パットを要するという計算ですね。では、どれほどの距離まではパーオンさせられるのか……クラブとボールの進化でホールの距離による〔パー〕の算定がほとんど意味をなさなくなってしまったからでしょう、いつの間にか「パーの算定に際しての参考距離」がルールブックから消えてしまっています。でもまあ、一般アマチュアにはまだ有効だと思うので、参考までに1999年版(付属規則W)から引用しておきましょう。
パー3 250ヤード以下(女子210ヤード以下)
パー4 251〜470ヤード(女子211〜400ヤード)
パー5 471ヤード以上(女子401〜575ヤード)
パー6 (女子576ヤード以上)
これでは確かにプロには意味ないかもしれません。でも一般アマチュアに250ヤードを1オンさせろっていうのは、いまでもかなりキツいんじゃないでしょうか?
ホールに入った球〔ball holed〕
球がホール内に止まり、球全体がホールのふちよりも下にあるとき、〔ホールに入った球〕となります。
時にTVのトーナメント中継などでも見られますが、ボールがホールカップのふちと旗竿の間に挟まって止まってしまうことがありますね。この場合、ボールがカップの底になくても全体がふちよりも下にあればホールイン。わずかでも一部が上に出ているとまだ入ったことにはなりません。そんな時は、旗竿を抜く勢いでボールが出てきてしまわないように、そっと抜いてボールを底に落とすようにしましょう。もし、ボールが出てきてしまったら……カップのふちにプレースしてから、あらためて打って入れなければならないから。
では、ボールがまだ底でからからと回っている間に取り出したら? いるんですよね、「まだ止まってないから入ったことにならないよ」なんて強引なクレームをつける輩が。カップの底で勢いなく転がってるボールが、再び弾んで飛び出すことがあるとでもいうんでしょうか。そんな人には「裁定集(16/5.5)を読んでないの〜っ」と言ってやりましょう。
エース〔ace〕
第1打でホールインさせること、つまりホールインワンを別名〔エース〕といいます。
昔、週刊誌でこんな小咄を読んだことがあります。 某所に、ゴルフコースに出ると各ホールで必ず1打少なく言わないと気のすまない男がいた。あるショートホールのこと、その男の打った第1打がきれいな放物線を描いて飛んでいき、グリーンをヒットして転がって、見事にカップに沈んだ。そのホールを終わり、次のティに歩きながら、同伴競技者が男に聞いた。
「今のホール、いくつ?」
「0」。
スコアはたとえ無意識でも少なく言わないこと。ほとんどの人は知らん振りしてくれますが、忘れることもありません。そのうち、嫌われます、間違いなく。
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