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気持ちよく振り抜ける。気持ちよくボールが上がる。気持ちよく飛ぶ。
PRGRの最新ユーティリティクラブ「zoom X」の試打レポート。

パー5ホールの第2打。グリーンまで緩やかな打ち上げでエッジまでの距離は200ヤード。ピンはそこから15ヤードのところに立っていた。打ち上げのためフラッグだけしか見えない。TRドライバーで狭いフェアウェイを確実にとらえた後の高橋プロのセカンドショットである。
高橋
こういう状況では、高い弾道のキャリーボールが必要です。ユーティリティクラブの真価が問われる場面ですよね。自分でボールを上げようとするとハーフトップしやすいし、距離を出そうとして強打すれば引っ掛けボールになりやすい。従来のユーティリティクラブでは、そんなことを注意しながら使わなければならなかったように思います。zoom Xでは、どうなのでしょう? X4で狙ってみます。
薄くターフを削り取った高橋プロのショットは、ピンをめがけて狙い通りの高いキャリーボールとなって飛んでいった。ピン右手前4メートルに2オン。このパットを決めてのイーグル奪取!
高橋
うん、ショットが捩れない。これなら安心してターゲットを狙っていける

この独り言を三田村昌鳳さんは聞き逃さなかった。
三田村
ショットが捩れない? それ、どういう意味ですか
高橋
ストレートボールを狙って、ストレートに飛んでいく。つまりヘッドの動きが素直で、ボールにあらぬサイドスピンがかからないで飛んでいってくれるということです。
三田村
ユーティリティクラブというと便利なようで、実は難しいクラブだということも聞いていますが、zoom Xは、どんなクラブなんでしょう?

高橋
確かに、そういう声も聞きます。ロングアイアンが打ちこなせなくなったとか、うまくボールをつかまえられずにスライスするとか、5Iでさえボールが上がらなくなり、グリーンに落ちてもゴロゴロ転がって止まらない…こうしたゴルファーの悩みを解消すべく開発されてきたのがユーティリティクラブです。そこで、上がりやすさを追求したり、ボールがしっかりつかまるように、その機能を重点的に設計に織り込んだりしたものが誕生したように思います。TRドライバーのときにも言いましたが、ある機能を突出させると、ひとつ、ふたつの悩みは解消されますが、ある程度以上のスウィングができる人にとっては、逆の悩みを抱えることもあります。それがユーティリティクラブ選びを難しくさせているのは事実でしょうね。そこでzoomXですが、このクラブは、打ちやすさ、上がりやすさ、つかまり具合、コントロール性…といった求められる要素が、それぞれバランスよく配合されていますね。妙なクセがない。いい意味で特長がないのが特長でしょうか。だから、幅広いレベルのゴルファーに適応するでしょうね。

三田村
なるほど、実は、僕もぶっつけ本番で使ってみたのですが、何も考えずにいきなりファインショットを打てました。僕はM-40で気持ちよく振れたし、いい弾道のショットが飛び出しました
高橋
それ、大事なポイントなんです。三田村さんは、何番アイアンが好きですか。得意ですか?
三田村
7番か8番アイアンですね。これだとイメージする弾道のショットがでる確率が高い。
高橋
では、その得意なアイアンの番手と比べてzoom Xは、どうですか?
三田村
そんな比べ方があるなんて知りませんでしたが、言われてみれば同じような感覚でスウィングできたし、打てたように思います。ようし、ユーティリティクラブだぞって意識させられることなく楽に打てました。
高橋
それこそが、適したユーティリティクラブなんです。アイアンの延長で違和感なくスウィングできて、ジャストミートして、ショットがそろうこと。zoom Xは、まさにそうしたユーティリティクラブ ですね。ところで三田村さんはロフト16度のX2でも高弾道のショットを打っていましたよね
三田村
そうなんです。僕は自分のセットでは、4Wを使っています。3Wではボールが上がらないし、ミスショットになることの方が多いので抜いてしまいました。でもX2はロフト16度なのに楽に高弾道ショットを打てました。FWより短い分だけ打ちやすく、しっかりヒットできていたように思います。4Wより、さらにやさしかった。ウッドはドライバーだけで、あとはzoom XのX2、X3(ロフト19度)、X4(22度)、X5(25度)を入れてアイアンは6番からというセッティングにしたくなりました。
次回は、編集部員のレポートをお届けする。(つづく)



