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新・赤鬼は、どんなクラブなのか。どんな性能を秘めているのか。金井清一プロと、ゴルフジャーナリストの三田村昌鳳さん、アマチュアゲストの島田康生さんが、ニューモデルでのラウンドに臨んだ。

「これが、ニューモデルの新・赤鬼ね。ふーん、いい顔しているねえ…」
新・赤鬼を初めて手にしたという金井プロは、その場で構えてみて、そうもらした。
いい顔?
「あ、どういうことか、わからない? 僕らパーシモンヘッド育ちの年代でしょ。だから、あの当時のヘッド形状へのこだわりが消えないんだよね。ヘッドサイズは大きくなっても、あの当時の形状が守られているドライバーを見ると、つい、いい顔って言いたくなるんだ。見るからに機能丸出しみたいな形状だと、食べず嫌いと言われるかもしれないけど、愛用する気になれないんだ」

じゃあ、ちょっと質問。いい顔しているけど機能面では、それほどでもないーというドライバーと、顔は気に入らないけど、機能的には優れているーというドライバーのどちらかを選べといわれたら、どうします?
「うーん、難しい質問だね。どちらも選びたくないな。まさか、新・赤鬼は、顔がいいだけのドライバーってわけじゃないよね?」
それは、実際に打って、確かめてもらうことにしよう。
素振り。
「いいじゃない。46・5インチもあるの? 全然長く感じないよ。振りやすい。それも、しっかり振れる。タイミングも合わせやすそうだね。じゃあ、打ちます」
そんなわけで、ラウンド開始――。

三田村さん、島田さんともに、やっぱりパーシモンヘッド時代からのキャリアゴルファーで、まず構えたときのヘッド形状が気になるという。そして、金井プロ同様、新・赤鬼を構えて、すぐに「これは、まったく違和感がない。好みの形状です」と、まず第一関門では合格点をつけてくれた。
スタートホールで最初にティーショットしたのは三田村さんだった。いきなり、フェアウェイのセンターに重い弾道のショットを放った。
続いて島田さん。こちらは、やや左めに。でも、フェアウェイはとらえていた。

最後は金井プロ。得意のフェードボールでベストポジションへ。
ドライバーを手にしたまま第2打地点へと歩き出した3人が、クラブを改めてまじまじと観察しはじめた。
「あれ、このドライバーは、ソール側を見ると、構えたときに感じる印象とは、ずいぶん違うね。こちらから見ると、ソールは後方に出っ張っている感じがするし、かなり重心も深そう」と金井プロ。
「(構えたときには)見えないところに、機能を詰め込んであるみたいですね。これって、設計者の心配りじゃないですか」。これは、三田村さんだ。

右ドッグレッグのパー4ホール。島田さんが、斜面になっているコーナーの上に立ち並ぶ木越えにビッグドライブを放った。
ラウンドしたのはシニア大会の会場にもなっているコースで、金井プロは、何度もプレーしている。ティーグラウンドに立ったときは3Wを手にしていた。大会では、レイアップ作戦で攻略していくというが、島田さんの一打に挑発されたようで「キャディーさん、僕もドライバーをちょうだい」。クラブを持ち替えて、これまた高弾道でコーナーの上を軽々とカットしていった。
そして、三田村さんまでが、ショートカットに挑戦した。スタートホールのような当たりなら、斜面を越えただろうが、ここはちょっと力んでハーフトップ気味のショットになり、斜面の途中に引っかかってしまった。その三田村さんは、続くパー5ホールで、ビッグキャリーのショットを打ち出し、リベンジを果たす。
その後も3人のドライバーショット競演が続いた。そしてラウンド後の感想は?

金井清一プロ
「顔もいいし、機能的にも文句なし。持って満足、打って納得。ゆっくりと振り切ってもいいし、昔のパーシモンヘッド時代のようにダウンスウィングでためてきて一気にリリースする打ち方でもいける。長さを感じさせないし、シャフトも素直なしなりで、タイミングを合わせやすい。飛距離性能も高いから、スウィングスピードが落ちてきたというゴルファーが、このドライバーで若返るんじゃないかな…」
三田村昌鳳さん
「いきなりジャストミートしたので、うれしくなってしまった。打ち出し角は高く、スピン量が抑えられて重い弾道になる。ゆっくりと大きく飛んでいく弾道です。重心設定がすばらしいのでしょうね。ダウンスウィングからのヘッドの加速感もいい手応えとして伝わってくる。気持ちよく振れて、自分にとっての新しい飛びを楽しめました。前モデルの赤鬼と比べても、明らかに進化していました」
島田康生さん
「軽量なのに、振るとしっかりヘッドの重さを感じられる。だから、何よりもバランスのよさを実感しました。高弾道でキャリーも伸びるし、落下してからのランも多い。トータルで15ヤードぐらいの飛距離アップが望めそうです」



