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「持って満足、打って納得」と金井清一プロが評した新・赤鬼。今回は、#3、#5、#7、#9とラインアップされた「プレミアムレッド TR-X505」FWの試打インプレッション。キャリアゴルファーたちは、どんなショットを放ったのか…。

プレミアムレッドのシリーズは、振りやすさを求めた軽量仕様になっている。といっても、ただ軽いだけではない。ドライバー同様、スウィング中はしっかりとヘッドの重さを感じられるように設計されてもいる。
パー5ホールの第2打で3Wを手にした金井プロがグリーン近くまで飛ばした後、こんな言葉を口にした。
「自分のクラブと比べると30グラムぐらい軽い。これだけ軽いと、体のターンばかりが先行して、トップボールが出やすいはずなのに、これは自分のと同じタイミングで振れて、ジャストミートできる。しかも、ヘッドの加速感が抜群だから、気持ちよくキャリーで伸びていってくれるね」
ミディアムバットのシャフトには、従来、先端部だけにしか使われていなかったフラーレンが全体に配合されている。強度が高まるという効果だけでなく、しなり戻りもナチュラルになる。打ちたいポイント(インパクト)に自然にヘッドスピードが上がりながら戻ってくれる。そして、30グラム台の軽量専用グリップが装着されていることで、全体重量は軽くても、しっかりとヘッドの重さを感じられるようになっている。

その専用グリップだが、横浜タイヤのノウハウを生かした独自の溝構造でグリップ力が大幅に向上している。ソフトに握っても安心してヘッドスピードが上がりながら振れる理由のひとつになっている。

三田村昌鳳さんはフェアウェイ左サイドで、つま先下がりのライからのショットに、ちょっと考え込んでいた。
「つま先下がり、左足下がり。この両方の状況でのショットが苦手なんだよね。トップするか、スライスになるか。距離的には3Wを使いたいけど、ここは無理をせずに5Wで打とうかな…」
そこに、金井プロからのアドバイス。
「5Wで安全に、というのは立派な選択だけど、今回はラウンド試打でもあるわけだから3Wで挑戦してみたら、どう?」
というわけで、三田村さん、3Wを手にしてのショットだった。
これまたジャストミート!
ボールはスライスすることもなく、まっすぐにグリーン手前花道へと飛んでいった。
「アドレスして感じたことだけど、すごく構えやすくて、安心してセットアップできた。そして、ソールが気持ちよく芝生の上を滑っていってくれた。僕でもあのライから3Wを使えるなんて、うれしくなるね」

そう言いながら、クラブを逆にしてソール部をしげしげと眺め始めた。そう、そこに秘密があるのです。
ソールの中央部分が盛り上がり、そこから前後左右になだらかに傾斜している。コースでは、さまざまなライからのショットが要求される。それが、極端でない限り、どんなライにも対応できるようにデザインされた「オールコンディションソール」。三田村さんがアドレスで感じた安心感は、つま先下がりのライでもヘッドの座りがよかったからだ。そして、ソールの滑りがよく、気持ちよく振り抜けたのも、このソール形状の効果だった。
新・赤鬼のFWは、扱いやすさという面でも配慮されている。3Wで42・5 インチという設定。三田村さんのジャストミート・ショットの背景には、こうした数々の開発コンセプトが隠されていたわけだ。

島田康生さんのパー5ホールの第2打は、右のラフから。新・赤鬼ドライバーでの第1打は、フェアウェイに落ちたものの、右傾斜で想像以上に右に転がり、ほんのわずかラフにつかまってしまったのだった。ボールは、すっぽり沈んでしまっている。
「これじゃあ、8番か9番アイアンじゃないと打てないかなあ…」
ここでも金井プロの助言があった。
「せっかくだから、ショートウッドを試したら」
ということで7Wでのショットとなった。これが、楽に振り抜けて、高弾道となってフェアウェイへと飛んでいった。
「うまく抜けるもんですね。打ち込めばテンプラ、払えばラフの芝生に負けて飛ばない。そう思っていたけど、長い芝生の抵抗を感じることもなく振り抜けました。ボールも思った以上に高く上がって、十分にキャリーのあるショットになってくれました。これなら、ラフからでもグリーンを狙えそうですよね」
新・赤鬼のFWは、シャローヘッド設計で、ホーゼル、フェイス、クラウンがチタンの1ピース構造で、ソールはステンレス。つまりは、低重心でボールが上がりやすい。振りやすさ、打ちやすさ、上がりやすさ、扱いやすさ…すべてが包括された贅沢で、うれしいクラブではあった。(つづく)



