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オーソドックスな形状を保ちながら、いかにやさしく飛ばせるか。新・赤鬼の「TR−X505アイアン」は、そんなコンセプトで開発された。<形状><やさしさ><飛び>へのこだわりアイアンから生まれるショットは…。

キャリアゴルファーが、これまでに培ってきた技術を生かし、そのままのスウィングで振りやすく、打ちやすく、その上で大きな飛距離アップを望めるとしたら…。
実は、今回のラウンドに参加していただいた島田康生さんは、ちょっと旧式のモデルを愛用し続けている。その理由は、最新モデルへの違和感にあるという。

「例えば、低重心を追求するあまり、ソール幅が広くなってアドレスしたときにソール後方が出っ張って見えてしまう。機能的には進化しているのでしょうが、私の場合は、構えただけで嫌になってしまう。またアイアンばかりでなく、クラブは軽量化されることで速く振れるようになるのはわかりますが、タイミングがずれて振りにくかったり、ジャストミートしにくかったり…。それように、スウィングの動きに何か特別な動きを加えなければならないというのも嫌なんです。もう40年以上ゴルフをやっているわけで、その中で体に染み込んだ感覚から、かけ離れてしまうのは、どうも受け容れ難いものがあります」
保守的ゴルファーの代表のような島田さんが、新・赤鬼にどんな印象を抱いたのであろうか。

「ドライバー、フェアウェイウッドとも構えたときの違和感がなかった。形状は、オーソドックスでただサイズアップされただけ。だから、極めて構えやすかった。アイアンもまた、同じ印象を受けましたね。私の中では、構えたときに第一関門通過という感じでした。実際に打ってみてドライバー、フェアウェイウッドの振りやすさ、打ちやすさ、そして飛距離性能の高さを実感できたので、アイアンを使うのも楽しみになっていました」
そのアイアンショットはー。
谷越え170ヤードのパー3ホール。島田さんは5番アイアンでティーショットした。これが、グリーンオーバー!
「気持ちよく振り切れたし、ショットとしてはパーフェクトでした。自分のクラブだったら5番アイアンの距離だったから、同じ感覚で5番を手にしたのですけど、ね。新・赤鬼のアイアンは、1番手分は飛ぶということですか」

グリーンオーバーした島田さんのショットを見た金井プロは、2本のアイアンを手にしてティーインググラウンドへ。
「あの飛びを見たら迷いますよ。僕も、自分のクラブなら5番アイアンを使ったはずなんですけど、このクラブ(新・赤鬼)で5番アイアンを使うならスライス気味のショットにしないといけないかな。ストレートに攻めるなら6番でよさそう。ちょっと、2球打たせてください」
というわけで、最初は5番アイアンでフェードボール。ピンの左に打ち出されたボールは、きれいにフェードして、それでもやや大きめでピン右上4メートルに乗った。続いて6番アイアン。こちらはピンへ一直線。手前2・5メートル。
「わかりました。やっぱり、自分のクラブと1番手違う。飛びます。それだけじゃなくて、ショットの打ち分けもできるから操作性の高さも、レベル以上ですね」

7Wでティーショットしてグリーンをとらえた三田村さんは、「このホール、僕の飛距離でアイアンを手にするのは無理。ちょっと砲台になっていて、奥が狭いグリーンに確実に止まってくれそうな7Wを使ってみました。僕にとっては、これが、正解だったと思います」
そう言いながらグリーンへと歩き出し、島田さんと金井プロに質問しはじめた。
―金井プロ、5番アイアンでのフェードボール打ちで、インパクトの打感はどんなものなんですか?

「飛ぶアイアンのインパクトは、弾き感が強くて、コントロールしにくいのですが、新・赤鬼アイアンの場合は、ソフトな打感でフェイスにボールが乗っている感じがある。軟鉄鍛造ヘッドのような吸い付き感がありますね。だから、ボールに計算どおりの回転を与えやすい」
―開発担当者に聞いたところでは、なんでもフェイス素材はFEMACという金属を使っているそうです。
「FEMAC? どういう金属なの、それ?」
―ステンレスより軽く、チタンよりも軟らかいというのが特長で、このフェイスにステンレスのボディー、タングステンのソールという構造にすることで、最適な重心設定とソフトな打感が実現できたとのことでした。
「なるほど、あの打感は、素材がもたらしてくれていたわけね」
―それと、これも開発担当者に聞いたのですが、フェイスのスコアラインも1本ずつ彫りこまれているようで、スピン性能を高めているそうです
「すごいクラブなんですね、新・赤鬼って…」
話ははずんだが、グリーンに着いてしまったので、中断。次回は、話の続きと新・赤鬼をセットで使った感想などもお届けしたい。(つづく)



