
日本女子ツアーで初の高知県開催となったヨコハマタイヤPRGRレディス。3月21日(金)から23日(日)までの3日間にわたり、土佐カントリークラブ(6364ヤード・パー72)で行なわれ、世界ランク7位の韓国女子ツアー2年連続賞金女王・申智愛(シン・ジエ)が、通算4アンダーで日本女子ツアー初参戦初優勝を果たし、中国女子オープンに続く今季2勝目を達成した。
大会初日に2アンダーの2位に着けると、2日目には69の3アンダーをマークして首位に1打差の2位で最終日を迎えた申。スタートホールでバーディーを奪った後は、15番ホールまでパーを積み重ねていた。

ハーフターンしてからは、鉛色の空から雨が降り出し、風速7メートルの風が選手を苦しめ始めていたのだった。
そんな中で申は首位タイとなって迎えた16番ホール。ティーショットが右からの強風にさらわれ、左にOB。「プロ転向して初めて。それも5年ぶりにOBを打ってしまったけれど、残りのホールでスコアを取り戻すことに集中してプレーしようと気持ちを切り替えた」と申は振り返った。
結局、通算4アンダーで横峯さくらと首位を分け合い、勝負の行方はプレーオフにもつれ込んだ。その4ホール目。下り9メートルのスライスラインのバーディーパットをねじ込んだ申が、日本女子ツアー初参戦初優勝の快挙を達成。「エンジェル・スマイル」のニックネーム以上の笑顔で優勝を喜んだ。

熱戦を繰り広げたプレーオフでは「(風雨が強まり)シューズの中に水が入り、次のホールに行ったら負けるかも知れないと思いました。ウイニングパットはスムーズにストロークでき、ヘッドがうまく走ってくれました」と申。PRGRクラブ使用契約をしている申は、TRドライバーで確実にフェアウェイをキープし、切れのあるアイアンショットでグリーンを捕らえるプレースタイル。風の中でも、ショットメーカーらしさを発揮し、世界ランク7位の実力を日本中に見せしめた。
「再来週のナビスコ選手権に出場しますが、ベスト10入りを目標に頑張ります」と申。ビッグタイトル獲得の期待が高まるばかりだ。エンジェル・スマイルを今季何度も見られるに違いない。

