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2008年 ツアー開幕直前インタビュー 辻村明須香「もうシンデレラではいられない」vol.2

−−08年のツアー出場予選会であるクォリファイングトーナメント(QT)で11位となり、今年はほとんどの試合に出られますね。

辻村
お陰様で、応援有難うございました。07年ツアーの8試合という限られた試合数ではないのが特に嬉しいですね。

−−ツアー自己最高成績の単独2位が自信になっていたのでしょうか。それともツアー後半戦に入ってからQTに照準を絞って調整して来たのが奏効したのでしょうか。

辻村
う〜ん、どちらとも言い切れませんね。確かにツアー後半戦ではQTで頑張ろうとは思っていましたから、試合で得た課題をクリアーしながらショットの安定性を高めたり、アプローチやパットの練習に多くの時間を費やしたりしました。それでも、やっぱり不安はたくさんありました。
以前、QT最終日に大叩きをして順位を大きく下げてしまい、そのためにツアー出場回
数は激減した苦い経験がどうしても頭の中をよぎる。自信よりも不安の方が上回ること
が少なくありませんでしたからね。

−−11位なら前年実績からして、ほとんどの試合には出られる。結果的には、それほど悪くは無いのでは?

辻村
QTを終えた今となっては納得できる出場順位ですけど、QTの臨む前は上位を目標にしていましたし、自分ではもっと良い順位を獲得できるとも思ってはいたのですが…。
精一杯プレーしての結果に関しては、たとえ30位だったとしても満足感というか充実感は持てたと思えます。今だから、そんな格好良いことを言えるのかも知れませんけどね(笑)。

−−その笑いは何を意味しているのですか。QTで何かあったのですか?

辻村
実は、QT初日の前半が大変でした。スタートホールでいきなりボギー。3ホール目でバーディーを奪ってイーブンパーに戻したのですが、次のホールでまたボギー、そしてその次のホールではダブルボギーを打ってしまって…。一打一打には本当に集中してプレーいたのですが、その合間にやっぱりいろんな事、余計な事を考えてしまう。昨年のQTの大叩きした事や失敗体験とか、このQTで上位に行けなかったらとか、マイナス志向に陥ってしまう。それをプラス志向にしてショットに臨む。そんな繰り返しでした。
その後、6番、8番ホールでバーディーを奪って、1オーバーでハーフターンを迎えたのですが、そのインターバルの際には、(ああ、1オーバーでは上位に行けない。何をしているの?)と自問自答し、(もうあと3・5ラウンドなんてプレーする体力はない)と嘆いてもいました。

−−心身ともにキャパオーバー?

辻村
凄く集中してプレーしていたとは思います。でも貧血で倒れそうだとも思いました。ハーフターンの際にプロギアのプロ担当スタッフが「顔が青いけど大丈夫?」って声を掛けられましたし、背中をポンポンと叩いてもらったくらい自分を見失っていたのかも…。
わずか9ホールのプレーにも関わらず、4ラウンドもプレーした感じでしたね。
後半1ホール目の10番ホールでもボギーを打ったのですが、それで開き直れたのか、残り8ホールで4バーディー。上がってみれば2アンダーのスコアで、2位タイ。

−−首位争いの位置に着けられたのですね。

辻村
自分で勝手にスコアが悪い、良くないと思い込んでいたようで、実際は他の選手もスコアを伸ばせずにいたのでした。もっと周りを見られる余裕があれば良かったですね(笑)。

−−スタートから調子の波に乗れなかったものの、2位タイでのフィニッシュ。 終わり良ければすべて良しですね。

辻村
07年ツアーで様々な経験をさせて頂いたお陰で、負けられないという気持ちが強かったですね。ショットもゴルフも決して良くはありませんでしたが、強い気持ちだけでQT4日間を乗り切れたと思います。

−−もうシンデレラではいられない…。

辻村
そうですね。過去の成績(07年開幕戦2位)は結果に過ぎません。でも、それが自信になったのも事実です。ツアーで得た経験を生かしてこそ、08年はさらなる成長を遂げられるのだと思っています。

−−知っていることが知識、その知識を使うのが知恵だとか。辻村プロの場合は結果で得た経験を生かして成長、自信を確信に変えられるというわけですね。

辻村
その表現、格好良いですね。こんど使わせて頂きますね(笑)

−−どうぞ、どうぞ。次回は今年のツアーに賭ける意気込みや新たに開催される「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」への抱負などを話してください。

辻村
そんなに格好いい内容ではありませんよ(笑)。

−−本当ですか!? では、その話を次回じっくり話して頂けますか。

辻村
わかりました。こちらこそ宜しく願います。(つづく)



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